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ネーム マッピングの概念
Data ONTAPでは、NFSプロトコルとCIFSプロトコルを介してファイルに同時にアクセスしたり、Kerberos認証プロトコルを使用したりすることができます。このすべてのプロトコルにプリンシパル(ユーザまたはグループ)という概念がありますが、これらのプロトコルではプリンシパル情報を格納するために互換性のない形式が使用されます。CIFSでは、NetLanMan(NTLM)またはKerberos認証を使用して、ユーザおよびグループ情報をWindowsドメイン コントローラ(プライマリまたはバックアップ)に格納します。NFSでは、ユーザおよびグループ情報をNetwork Information System(NIS)(またはunix-groupおよびunix-userアカウント)に格納します。認証のルールはほとんどありません。NFSではファイルサーバごとに1つのNISドメインがサポートされますが、CIFSでは連携して動作するドメインのネットワークがサポートされます。Kerberosでは、独自のデータベースがKerberos Realmごとに1つ保持されます。ネーム マッピングによって、これらのモデル間で一定の互換性を確保します。
ネーム マッピングは、優先度リストに表示される順序で適用されます。たとえば、優先度リストの2番目のネーム マッピングは、3番目のネーム マッピングの前に適用されます。各マッピング方向(KerberosからUNIX、WindowsからUNIX、およびUNIXからWindows)には独自の優先度リストがあります。
NFSとCIFSでは、プリンシパル情報を内部で表現するために互換性のないモデルが使用されます。Data ONTAPでは、その変換はユーザ名とグループ名に基づいて行われます。一般的なCIFSユーザはENG\jonesのような名前になります。ここで、ENGはドメイン名またはワークグループ名、jonesはユーザのログイン名です。NFSユーザはjonesのような名前になります。CIFSの名前にはドメインが含まれますが、NFSの名前には含まれません。NFSではファイルサーバごとに1つのドメインだけがサポートされるため、ドメイン名は暗黙的に示唆されます。Kerberosユーザはjones/myserver@EXAMPLE.COMのような名前になります。ここで、jonesはユーザのログイン名(Kerberosの用語ではプライマリ)、myserverはホスト名またはプライマリを修飾するその他の情報(Kerberosの用語ではインスタンス)、EXAMPLE.COMは単一のKerberosデータベースおよび1つ以上のKey Distribution Center(KDC;キー配布センター)によって処理される論理ネットワーク(Kerberosの用語ではRealm)です。KDCはKerberosチケットを発行するサーバです。Kerberos Realmは大文字で示されます。
Data ONTAPは、CIFSプリンシパルとKerberosプリンシパルをNISプリンシパルに変換できます。これを行うには、CIFSプリンシパルまたはKerberosプリンシパルの内部表現を名前に変換し、その名前を一連のルールと照合します。一致する名前が見つかった場合は、置換テンプレートを使用して名前を書き換え、書き換えた名前をNFSの内部プリンシパル表現に変換します。CIFSクライアントに応答を送信する際にNISプリンシパルをCIFSプリンシパルに変換する場合にも、同様の手順が使用されます。NISプリンシパルをKerberosプリンシパルに変換する必要はありません。変換対象はCIFSプリンシパルとKerberosプリンシパルだけです。NISプリンシパルはデフォルトの表現です。
注: Data ONTAPシステムには、最大256個のネーム マッピングがあります。


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